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【帯状疱疹 体験記】その痛さは陣痛級の激痛!帯状疱疹とはどんな症状の病気?

 

薬画像

 

帯状疱疹(たいじょうほうしん)という病名を聞いたことはありますか?

私自身、過去に数名の知人から「帯状疱疹になった〜」という話は聞いたことがあったような気がしますが、よく知らず「大変だったね〜」と割と軽く流していた記憶があります。

最近自分自身が帯状疱疹になり、個人差はあるでしょうが陣痛級の痛みを感じました。

軽く流してごめんよ・・・。そして最初の痛みを感じてから約3週間たった今、まだじんわり痛みを感じています。

この痛みを忘れないうちに帯状疱疹がどのような病気なのか体験談をもとにご紹介したいと思います。

帯状疱疹とは?

帯状疱疹は、水疱瘡に小さな頃かかったことがある人が大人になってから発病する疾患だそうです。

水疱瘡が治ったあとも水痘帯状疱疹ウイルスがずっと体の中に潜んでいて、免疫の低下や加齢やストレスを引き金にし突然活動を始めるそうなのです。

私が水疱瘡になったのは3歳のころ。ということは数十年も体の中に潜んでいたということになります。

今まで潜んでたなんて全然気づかなかった・・・。

幼少の頃からおばさんになるまで一緒にいたなんて、なんだかノスタルジアさえ感じます。

 

帯状疱疹は、水疱瘡を経験した人がみんな罹患するとはいうことはなく、大体3分の1の割合で罹患するみたいです。そして、一度なればほとんど再発することはないらしいです。ただし、神経痛が数年続く場合はあるそう。恐ろしい病気です。

帯状疱疹は50代以上の人がなりやすい疾患ではあるらしいのですが、私の周りでは20代くらいからちらほらなったという人の声を聞いていました。

帯状疱疹は名前の通り、体の左右どちらかに帯状に発疹ができることで発見されることの多い疾患のようです。私の場合は、右のお腹と背中に帯状の発疹ができました。

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帯状疱疹の発疹はどんな感じ?

発疹はそこまでかゆみはなく、最初は虫刺されのようにぽつっとできますが、どんどん増えていき帯状になっていきます。

発疹は赤い斑点からはじまり、その後みずぶくれ→ただれ→かさぶたという順番で変化していくそうです。

私の場合は、背中にまず発疹ができて、その翌日お腹にできました。

朝できたと思ったら、その日のうちに5個くらいに増えており、また翌日増えていました。

痒みがすこしあり、最初は虫刺されかな?という程度でしたが次第にヒリヒリとやけどのような感じの痛みに変わっていきました。

発疹がでてから数えて12日くらいたった現在ですが、処方された薬を飲みきったからか、みずぶくれにはならずいまのところ増殖は止まっています。が、最盛期ほどではないですが触るとヒリヒリ痛みます。

帯状疱疹の痛みとは?

帯状疱疹の痛みは、ヒリヒリしたやけどのような皮膚の痛みだけではありません。

水痘帯状疱疹ウイルスは、体の中の神経に沿って身を潜めていて発症するときは神経の炎症を起こし神経痛を起こします。そして発疹が治った後も神経の損傷によって神経痛は続く可能性があるそうです。

神経痛は、発疹より先に現れることが多く最初はなんの病気か判断がつかないことも多いようです。

私の場合、お腹の痛みと背中の痛みがきたので、まず胃の疾患を疑い胃カメラと腹部エコーを内科でとってもらいました。

そのあと発疹がでてきて帯状疱疹と発覚したのです。胃カメラは胃カメラで辛かったので、なんだか踏んだり蹴ったりです。

私は最初は背中から痛くなり、みぞおちの少し下も痛くなりました。

途中から背中と胃の鈍痛に加えさしこみのような痛みが間隔的にきてこれがかなり辛い!その痛みはまるで軽めの陣痛のようでした。間隔をあけてくるのも陣痛そのもの。まさに忘れていた陣痛の痛みを思い出しました。

 帯状疱疹の治療

帯状疱疹は自然治癒が難しく、病院で処方される薬で治療するのが一般的だそうです。

症状がひどい場合は入院することもあるそうで、痛みがひどい場合は神経ブロック注射などもするようです。

私の場合は、入院はせず病院からアメナリーフという飲み薬と抗ウイルス剤の軟膏を処方され治療にあたりました。

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実際に処方された帯状疱疹の飲み薬 アメナリーフ

アメナリーフという飲み薬は、1日1回食後に2錠で7日間出されました。(写真は6錠ですが実際には14錠出されました)

発疹が出てから5日以内のうちに服用を開始した方が治る可能性が高いとのことで、早めの受診が必要になってきます。

このアメナリーフという薬ですが、比較的新しい薬で日本で使われるようになってから3年ほどしかたっていないそうなんですが、驚いたのはその薬価の高さ!

7日分で約7,000円でした!保険適用でこの金額とは。

びっくりして薬剤師さんに「高くないですか?」と聞いてしまったくらいです。

でもどんどん酷くなる発疹と、間隔が狭まってきてもうすぐ生まれるかのように思うくらいの陣痛の痛み(本当は神経痛)が治るならと願うような気持ちでお金を払い薬局を後にしました。

飲み始めて3日が過ぎた頃発疹の増殖や神経痛が和らいできたと感じています。

今は7日分飲みきり、差し込むような痛みはなくなったものの我慢できるレベルの鈍痛は続いています。

医師によると一ヶ月くらいは発疹と痛みともに続くかなとのことでした。

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帯状疱疹はうつる?

帯状疱疹は他の人にうつる?

帯状疱疹は、帯状疱疹としては他の人にはうつらないそうです。

ただし、水疱瘡を経験していない人には水疱瘡としてうつすことはあるかもしれないとのことでした。

我が家には小学生と幼稚園児の子どもがいるのですが、どちらも水疱瘡の予防摂取をしています。その旨を医師に伝えると、予防接種をしているなら風呂などを一緒に入っても大丈夫だろうとのことで安心しました。

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帯状疱疹は予防できるワクチンがある

帯状疱疹は予防できる?

帯状疱疹の予防のためには

  • ストレスをためない
  • 過労を防ぐ
  • 睡眠不足の回避

などが大切です。

 

私の場合は、年末年始で休みだからいって遅寝遅起きしてしまい生活リズムが崩れ、クリスマスから家庭内忘年会・新年会と称して暴飲暴食をし・・・などの原因で体の調子を崩し免疫が落ち、帯状疱疹になったのではないかと感じています。

あと、加齢による体力の衰えももちろんあると思います。

 

帯状疱疹になるまで知らなかったですが、帯状疱疹には予防のワクチンがあるそうです。

(一応50歳以上対象のワクチンですが50歳以下でも相談してみたらよいかも)

気になる方は一度かかりつけの病院などで相談してみるとよいかもしれません。

(予防ワクチンといっても絶対にかからないというものではないそうです。かかっても症状が軽くなる効果が期待できます。)

この痛みは本当に避けられるなら避けたい痛みなので、水疱瘡を子どもの頃にやったことがあればワクチン接種なども考えてみてはいかがでしょうか?

 

また発症から1ヶ月後あたりにでも経過をお伝えできたらなと思っています。

 

帯状疱疹体験記の時系列での詳細とその後の経過はこちら↓

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